今朝の市場では、米中貿易合意が大きな話題となっています。両国が互いに課していた追加関税を115%引き下げることで合意し、投資家心理が大幅に改善しました。これは、ダウが1160ドル上昇、ナスダックが779ドル上昇するなど、米国株式市場に好影響を与えました。
現在、円は148円台前半で推移しており、これも日本株にとって追い風となるでしょう。日経平均先物は1000円上昇し、38730円付近での推移が期待されています。
一方で、日産が世界で2万人の人員削減を計画しており、国内工場の閉鎖も検討しています。このニュースは短期的には株価に悪影響を及ぼす可能性がありますが、全体としては市場の大きなトレンドには逆らわないでしょう。
米中関税の引き下げにより、今後の市場はリスクオンの流れが続くと予想されます。ゴールドマン・サックスは、2025年第4四半期の成長率予測を0.5ポイント引き上げると発表しており、今後12か月のリセッションの確率も35%に引き下げています。これは市場全体にポジティブな影響を与えるでしょう。