FOMC(金融政策決定会合)は事前の織り込み通り0.25%の利下げを決定。年内残り2回の利下げも示唆され、市場は「リスクオン」ムードに転じました。FRB議長は利下げを「リスク管理的」と説明し、急激な景気悪化は想定していない様子。これにより、仮想通貨は上昇基調を強め、日本株も寄り天の懸念がありつつも、買い戻しへの期待が高まっています。増し担保+行使期間中の解消や、FOMC警戒で一時的に下げていた仮想通貨を迷わず買い増すチャンスと捉える声も。
米国株はダウが反発、ナスダックは続落とまちまち。しかし、利下げ継続見通しは好感されています。原油輸出は高水準で、中国の購入再開が後押し。一方、米住宅着工・建設許可件数は予想を下回り、関連銘柄には注意が必要です。三井住友FGはインドのイエス銀行株取得を完了。
日本は当面パレスチナ国家を承認しない方針。これは米国との関係を考慮した決定と見られます。また、日銀は政策金利据え置きの方向で議論が進む見通し。総理不在の時期の利上げは難しいとの見方もあります。
FOMC通過による市場の安心感は、短期的には仮想通貨・日本株への資金流入を後押しする可能性があります。インフレ再燃リスクや労働市場の軟化といった懸念材料も存在するため、今後の経済指標やFRBの発言には引き続き注視が必要です。