現在の市場は、日経平均株価が史上最高値を更新する一方、一部の個別銘柄、特にメタプラネットは急落しており、投資家の間で明暗が分かれています。
日経平均は600円超高で推移し、45400円台を記録、史上最高値を更新しました。これは主に半導体株の強さが牽引していますが、東京エレクトロンなどの乖離率の高さや、NVIDIA関連のニュースへの懸念から、一部では「一極集中」による相場の限界を指摘する声も聞かれます。
一方で、メタプラネットはサポートラインと見られていた価格帯を割り込み、急落しています。ビットコイン価格との連動期待も空しく、多くの投資家が含み損を抱える状況です。レカムは出来高急増で注目されていますが、キオクシアやジェスコなども一部で調整が見られます。
政治面では、高市早苗氏の自民総裁選への出馬表明が注目されており、今後の政策動向が市場に影響を与える可能性があります。マクロ経済では、日銀の金融政策や、米国の利下げ観測などが引き続き意識されるでしょう。半導体一極集中への懸念から、今後はより広範な銘柄への資金分散や、調整局面への警戒も必要になるかもしれません。