現在の日経平均は+719.33円と大幅に上昇し、45,656.06円を記録しています。TOPIXも+41.58円と堅調です。グロース250も+18.54円と上昇しており、市場全体に買いが入っています。日経恐怖指数は24.81と、やや落ち着きを見せています。 特に注目は、日立製作所が+10%と急騰しており、NVIDIAとの協業拡大が材料視されています。富士通も同様にNVIDIAとの協業拡大で反発しています。 また、レゾナックは宇宙向け半導体材料の評価実験開始が報じられ、新値追いの動きを見せています。サンバイオは引き続き活発な動きを見せており、投資家の注目を集めています。
AI・半導体関連は、NVIDIAをはじめとするメガテック企業との連携が強みを持つ日立製作所や富士通などが引き続き市場を牽引するでしょう。 一方で、もち米の価格上昇などが示唆するように、インフレ懸念も根強く、小売関連の弱さが指摘されています。消費者のメリハリ消費へのシフトが続く可能性があり、高付加価値・体験型消費には注意が必要です。 自民党総裁選に関する思惑も市場の変動要因となり得ますが、AI・半導体関連への資金集中は、政治的材料よりも技術革新への期待が先行していると見られます。
短期的には、AI・半導体関連への物色ムードは継続すると見られます。特に、NVIDIA関連の話題は引き続き注目されるでしょう。レゾナックのような宇宙関連の半導体材料といったニッチな分野にも資金が流入する可能性があります。 しかし、インフレの進行度合いや、総裁選の結果によっては、市場全体のセンチメントが変化するリスクも存在します。消費関連株の動向や、総裁選候補の政策発表には引き続き注意が必要です。