日経平均は続伸も、実態との乖離や一部銘柄への集中が懸念材料。 個別では半導体関連のデンソーが下方修正で軟調、アドバンテストやソシオネクストなど大型株の動向が注目される。 今後の見通しとしては、日経平均の過熱感と一部銘柄への依存度が高まっている点に注意が必要。短期的な調整リスクも意識しつつ、個別銘柄の決算や業績動向を注視したい。
午前中の市場は日経平均株価が622.65円高の51,948.26円と3日続伸。TOPIXも小幅に上昇しました。しかし、値上がり銘柄数は619に対し、値下がり銘柄数が941と、市場全体としては値下がり優勢の展開となっています。
デンソーは通期営業利益の下方修正を受け、-5.85%と大きく下落。キオクシアも-3.3%と軟調な動きを見せています。一方で、アドバンテストやソフトバンクGといった大型株への寄与度が高く、これらが日経平均を牽引する構図となっています。TOWAや富士通なども取引中に注目を集めました。
直近30分間では、日経平均と市場の実態との乖離や、アドバンテスト、ソフトバンクGといった一部の大型銘柄への依存度が高まっている状況がうかがえます。日経VIが上昇していることも、市場の警戒感を示唆している可能性があります。デンソーの決算発表なども今後の材料となるでしょう。