本日の午前の市場は、日経平均株価が+622円高(+1.21%)の51,948円で引けました。値嵩株や半導体関連が買われ、市場の雰囲気を牽引しました。一方で、東証プライム市場では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回るなど、一部銘柄では需給の乖離が見られます。先物・オプション市場でのマネーゲーム的な動きも観測されており、日経VI(恐怖指数)は上昇傾向にあります。
DMG森精機は業績予想の下方修正を受け急落しました。マブチモーターは3Q累計営業益の好調を受け後場急騰。また、東洋水産も通期営業益の上方修正で上げ幅を拡大しました。デンソーは下方修正がネガティブ視される一方、通期予想はコンセンサス超えとの見方もあります。 コナミグループは決算好調で大幅高、JR東日本も業績予想・配当予想の上方修正で反発しています。ニデックは株価続落でTOPIX除外が報じられています。
直近30分間では、決算発表を消化しながらも、一部の大型株や好決算銘柄に資金が集中する傾向が見られます。日銀の利上げ観測が後退する中、円安進行の可能性も意識されます。今後の展開としては、日経平均が52,000円台を維持できるかが注目点です。決算発表シーズンはまだ続きますので、個別の企業業績や市場のセンチメントに注意が必要でしょう。