16時台の市場は、日経平均株価が+2.12%と大幅に上昇し52,411.34円を記録。TOPIXも最高値を更新し、市場全体が活況を呈しています。しかし、個別銘柄では決算発表による明暗が分かれています。
東京エレクトロンは市場予想を上回る上方修正の可能性があり、週明けの更なる上昇が期待されています。オルガノは増配を伴う大幅な業績上方修正を発表しましたが、PTS(取引時間外取引)では下落しており、市場の反応に戸惑いの声も上がっています。
一方、ソシオネクストは、ストップ高を記録したものの、決算内容が市場予想を下回る下方修正となったことから、PTSでは急落し、明暗を分ける結果となっています。
レーザーテックも決算発表がありましたが、コンセンサスを上回る内容でもガイダンスが未達予想の可能性も指摘されており、慎重な見方も出ています。
その他、住友林業は減益発表後に一時急落したものの、その後リバウンドして小幅下落となりました。TDKもスマホ向け堅調で通期上方修正を発表しましたが、市場予想は下回る形となりました。
日経平均は高値圏での推移が続きそうですが、個別銘柄では決算内容を精査し、慎重な投資判断が求められます。特に、ソシオネクストやレーザーテックのような決算発表を跨ぐ銘柄の動向には注意が必要です。また、ドル円の急落も市場の注目を集めており、為替市場の動向も引き続き注視する必要があります。