クリスマスイブの東京市場は、ドル円の動向に注目が集まる一方、津田駒がストップ高を記録するなど個別銘柄の活況も目立ちました。参加者の少ない中、円安介入への警戒感と年末の損出しが交錯し、不透明感も残ります。
直近ではドル円が155円台を割り込む場面も見られ、市場では円安介入への警戒感がくすぶっています。年末にかけての「損出し」によるショートポジションの解消も、相場の変動要因として意識されています。クリスマスイブということもあり、市場参加者は限定的で、相場の方向感を探る動きが続いています。
個別銘柄では、6217 津田駒工業がストップ高を達成し、市場の注目を集めています。熱可塑性CFRP対応部品製造ロボット開発が引き続き材料視されており、低時価総額銘柄としてのポテンシャルが評価されているようです。イメージワンも提携材料で反発を見せており、個別材料株の動きが目立っています。
年末にかけての「サンタラリー」への期待感がある一方で、ドル円の急激な円安や、年末の損出しといったリスク要因も存在します。短期的な値動きに一喜一憂せず、市場の動向を注視しつつ、個別銘柄のファンダメンタルズや材料に注目していくことが重要となるでしょう。