現在の東京市場では、日銀の利上げ姿勢にもかかわらず円安が進行するという、市場の奇妙なねじれが生じています。これは、欧米の金融政策方針の変化、特に利下げ姿勢の後退が背景にあります。投資家は、日本の利上げが「周回遅れ」になる懸念から、円買いをためらっている状況です。
今後は、欧米の金融政策動向が日本の為替市場に引き続き影響を与えるでしょう。円安圧力が継続する可能性があり、利上げへの思惑と円安のジレンマが続くことが予想されます。
(12:18現在)