【要約】 本日は大納会。一部の仕手株、特に大黒屋などが個別で急騰する一方、日経平均は終日不安定な動きを見せています。中国軍機の台湾周辺での活動増加や、金・銀の急落といった外部要因も意識されつつ、年末特有の薄商いの中での需給の偏りや、投機的な動きが目立つ展開となっています。
大黒屋をはじめとする一部銘柄では、インフルエンサーの言及などをきっかけに、短期的な急騰が見られています。これは年末の薄商いで資金が集中しやすい需給の偏りを捉えた動きと考えられます。一方で、日経平均は総理大臣の来場といったイベントも意識され、プラス圏を維持しようとする動きも見られますが、全体としては上値の重さを感じさせる展開です。
大納会は過去のアノマリーとして下落しやすい傾向がありますが、本日は個別銘柄の活況が市場全体を支えるかどうかが焦点となります。大発会に向けては、年明けの資金流入や重要経済指標に注目が集まります。目先は、短期的な値動きに翻弄されず、冷静な状況判断が求められます。