本日の市場は、2月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回る-9.2万人(予想+5.5万人)となり、市場にサプライズを与えました。同時にNY原油価格は供給懸念から一時86ドル台を突破し、上昇傾向が続いています。ドル円は一時158円台を回復しましたが、雇用統計の悪化を受けて円高に振れる場面も見られ、荒い値動きとなっています。
本日の米雇用統計は、景気減速懸念を強める結果となり、FRBの利下げ観測に一時的な影響を与える可能性があります。しかし、ドル円は「有事のドル買い」とも言える動きで、雇用統計のネガティブサプライズにもかかわらず、下げ渋りや反発を見せており、その強靭さが際立っています。原油価格の上昇は、インフレ懸念を再燃させる可能性があり、今後の金融政策判断に影響を与えるかもしれません。短期的には、市場は雇用統計の結果と中東情勢、そしてドル円の動向に注視する必要があります。特に、ドル円の底堅さは、円安介入への警戒感もくすぶらせます。