要約:
現在の市場は、政府・日銀による為替介入による急激な円高に大きく反応しています。ドル円は一時156円台まで急落し、クロス円も軒並み円高が進みました。一方、このような地合いに反して、キオクシアが目覚ましい強さを見せており、50,000円台を回復、さらに上昇を続けています。これは、3分割や自社株買いといった好材料が為替の悪影響を凌駕していると見られます。半導体関連株全体としても、「半導体詰め合わせパック」として注目されており、フジクラや古河電工なども強い動きを見せています。三菱UFJFGなどの銀行株は為替介入の影響で軟調ですが、ファナックは決算を受けて売られるも、利回りの良さから注目されています。投資家は、為替介入の動向と、それを乗り越えるキオクシアや半導体関連株の底堅さに注目すべきです。
今後の見通し:
更なる為替介入の可能性も示唆される中、キオクシアを筆頭とする半導体関連株への資金流入は継続する可能性があります。ただし、円高の進行が他の外需株に与える影響も注視が必要です。当局の姿勢としては、介入はあくまで時間稼ぎであり、根本的な金利差是正、すなわち日銀の金融政策の動向が中長期的な相場を左右する鍵となるでしょう。目先は、キオクシアの勢いがどこまで続くか、そして円高への警戒感と半導体への期待感の綱引きに注目が集まります。