勢力線

勢力線とは、窓を開けて下ひげのある陽線が出現したチャートです。株価の下落が続いた後、さらに安く寄り付き、そこから大きく下げたものの、日中に反発し、売りが出尽くした状態といえます。あとは反転上昇するだけです。

勢力線のポイント

投資家は大いに失望したことにより、窓を開けて下落して寄り付き、日中にさらに大きく売り込まれます。しかしその後は急速に値を戻し陽線となります。下値不安が完全に消えたとは言い難いですが、反騰のきっかけ作りはできました。打診的に買いポジションをとる局面となります。
ここまで下落相場が続いていれば、市場の買い建て残高(ロングポジション)はすでに減少しており、ギャップダウン後の下ひげで購入価格の悪い建て玉はほぼ解消されたと考えることができます。悪材料が出尽くし、あく抜けしていれば今後は買い注文が入りやすい環境になったといえます。
下ひげが長ければ長いほど信頼度が高く、潜在的な反発力を備えているといえます。

窓を開けて下ひげのある陽線が出現し、翌日に反転上昇したら勢力線で買いなんだね