上値抵抗線上放れ

上値抵抗線とは、これまでのボックス相場で高値と高値を結んだ線のことをいい、株価がこれを突き抜けると相場は上昇トレンドに入ると言われています。高値ブレーク狙いの短期投資家や、空売りの踏み上げによる買いなどが集中しやすい局面です。

上値抵抗線上放れのポイント

いつも同じような高値で株価が押し戻されてしまう、そこには上値抵抗線があります。投資家心理として、その株価水準は高値圏だと誰もが意識しているため、その水準まで株価が上昇するとどうしても売りが膨らみ、結果として株価が下落してしまうのです。しかしその銘柄に対する期待がそれよりも大きい場合、この上値抵抗線を株価は超えます。するとこれまでの上値抵抗がありませんから上値は軽くなり、一気に急騰することが多いのです。一般に高値のブレイク狙いと言われる投資手法です。ブレイクしたらすぐに買いとなります。
すでに多くの投資家たちに広まった手法であるため、最近ではだましも多くなってきおり、本物のブレイクかの見極めが重要になってきています。
なるべく長期間にわたり、しっかりとした上値抵抗線を上放れした方が信頼度が上がります。あとは派手に上放れするよりは、じわじわと上放れしていくチャートの方が、リスクなく買いから入りやすいでしょう。
損切りポイントは、やはりダマシで逆にいった場合です。上にいくと見せかけて、株価が少しだけ上離れしたとたん、急落を始めるなんてケースも最近では増えてきています。これはブレイク狙いをカモられた可能性もあり、そんな場合はすぐに損切りするのが適切でしょう。当たればかなり大きな利幅を狙えるので、その場合は保有し続ける握力が大事になってくるでしょう。

上値の抵抗線を上にブレークすると買いなんだね