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『高値予測AI』の的中率は?

高値予測AI』では個別銘柄の高値メド(上値余地)を予測していますが、1円の誤差も無く、将来の株価を予測することは不可能です。 そこで、予測された高値メド「以上」の株価になる確率を調べてみます。 ランダムに銘柄と期間を選択し、トレーニングデータに含まれていない1万件の日足チャートで検証してみました。すると、
30営業日以内に高値メドに到達する確率 33.63%
となりました。 しかし高値メドに完全に到達しなくとも、その半分まで上昇すれば十分かもしれません。 そこで、「高値メドの50%」に到達する確率を検証しました。
30営業日以内に高値メドの50%に到達する確率 59.49%
という結果になりました。
例えば、株価1000円の銘柄が、高値メド1500円と予測された場合(上値余地…50%)、30営業日以内に株価1500円以上になる確率は約33%で、1250円以上になる確率は約59%ということになります。

実際のチャートで検証

これは、2014年の菊池製作所(3444)の日足チャートです。 これに『高値予測AI』が実際に予測した「上値余地」をチャートの下側に追加してみました。
※各銘柄の個別ページ(例えばソフトバンク)でもこの上値余地の推移をみることが可能です。チャート内の「AI-Predict」が上値余地の推移を表します。
↑株価が急騰する直前で「上値余地」が上昇していることが分かります。
将来の株高の先行指標となりうる可能性を示しています。

5日間で株価が2倍に!

さらに、上記チャートの赤い「○」部分における日々の「上値余地ランキング」を見てみます。
4/24の上値余地ランキング
 銘柄上値余地
1位菊池製作所64.26%
2位日本マイクロニクス57.98%
3位カイオム・バイオサイエンス53.89%
4位技研製作所53.1%
5位ゴルフダイジェスト50.22%
4/25の上値余地ランキング
 銘柄上値余地
1位菊池製作所61.24%
2位日本マイクロニクス57.14%
3位オンコリスバイオ55.95%
4位ゴルフダイジェスト51.56%
5位FVC50.59%
4/28の上値余地ランキング
 銘柄上値余地
1位菊池製作所59.92%
2位オンコリスバイオ57.96%
3位日本マイクロニクス55.19%
4位石井表記50.41%
5位日本通信47.63%
4/30の上値余地ランキング
 銘柄上値余地
1位菊池製作所65.04%
2位オンコリスバイオ60.59%
3位日本マイクロニクス57.15%
4位サイバーリンクス51.35%
5位サイオス49.93%
↑まだ上昇が始まる前にも関わらず、なんと菊池製作所が4日連続で第一位となりました。 この安値圏のもみあいの中で、AIは今後の株高へのポテンシャルを、どの銘柄よりも強く予期していたことが分かります。
そしてこの後、5/1から菊池製作所は急騰開始。5日間で2倍以上の値上がりになり、その後さらに株価は4倍近くまで値上がりします。 AIがチャートのどこの部分に注目していたのかは分かりません。人間には想像もつかないような買いパターンを獲得している可能性もあります。

バックテスト

では実際に、「高値メド」が高い銘柄を買っていった場合、どのくらい資産が増えるでしょうか?バックテストをしてみます。

検証条件

  • 検証期間は2008年3月~2018年2月の10年間
  • 初期の運用資金は300万円
  • 1銘柄につき常に100万円を投資(単利運用)で最大3銘柄を保有する
  • 上値余地ランキング」の上位3銘柄を、翌日寄り付きで買いエントリー(ただしすでに3銘柄保有している場合や、上値余地が30%以下の場合は買いを見送る)
  • 株価が高値メドに到達したら、翌日寄り付きで決済売り(利益確定)
  • 買値から10%下がったら、翌日寄り付きで決済売り(ロスカット)
  • 30営業日経過したら、翌日寄り付きで決済売り
  • 上値余地の予測が10%以下に低下したら、翌日寄り付きで決済売り
  • その他、取引手数料などは考慮しない

検証結果

↑合計284回取引し、初期投資300万円が、10年間で4000万円以上に増えました。
ただしドローダウンも大きいし、複利運用(利益を再投資する)でシミュレーションした場合には、また違う結果になると思われます。
※「高値メド」や「上値余地」は、その値を保証するものではありません。株式投資は自己責任でお願いいたします。